友との距離は伸び縮みする
50歳までを振り返って「友との距離はその時々で変わる」と感じていますが、それはポジティブなことと今は捉えています。
10代、20代の頃は好奇心の方向が似ている友と、勢いに任せていろいろとお出かけ、旅行などしました。
そんな友がひとり、またひとりと結婚、出産をして、ライフステージが変わることで一時期疎遠になっていきました。
30代も後半になると、子育て中の友人も、だんだんと子供の手が離れて、少しずつ自分時間をやりくりして会うことが出来るようになりました。
最初は小さい子供を連れてのランチ。そのうち子供抜きのランチになっていきました。
40代になる頃にはたまに夜ご飯をたべたり、お酒も飲んだりして。そのうちまる一日近郊にお出かけしたり。
そんな日がまた来るとは思わなかったので、とても嬉しかったな。
50代になったら、互いの体調と都合をなんとか合わせて、「生存確認」も兼ねた会合にっていきました。
1つ2つ調子がイマイチなところもでてくるけど、久しぶりのお互いの顔を見てほっとする、そんな感じに変化してきました。
面倒くさいことも正直あるよね
人と実際に関わることって、いい事ばかりではないですよね。
正直合わない人もいるし、面倒くさいこともある。社会的に付き合わざるを得ない場合も多々あると思います。
50歳からはもう面倒な付き合いは少しずつ手放して、整理してもいい時期なのではないかと思います。
会ってストレスがたまらない、いい情報をもたらしてくれる、などポジティブな関係が築ける人と時間を過ごしたいですよね。
どうしても付き合わなければならない時は、あまり感情を動かさず、たんたんと付き合うことをお勧めします。
「私とは合わないけど、こういう考え方の人もいるよね」「この人とそれなりに付き合うことで、うまい距離間の取り方を学べるのかも」などと心の中で思いつつ。
どんな友と一緒にいたいですか?
あなたが一緒にいたい人はどんな人ですか? 私は「会って話すと元気になれる人」です。
約束の前日まではまったく何も考えず普段の生活を送っているのだけど、当日会った瞬間一気にタイムトラベルしたみたい。
しゃべって食べて笑って「また明日から頑張るか」とちょっと気分が前向きになれることがポイント。
普段はそれぞれの暮らし、野暮なことは聞かない。もしも助けを求められたら、出来る限りサポートしたいと思える人。
幸い、そんな友人が少ないながらも何人かいます。
一緒に年をとっていく存在がいるって心強い。
若い頃は恋愛・結婚の話、それから家庭の話。最近は親の健康や自分の健康の話。
同じ時代をそれぞれの場所で、大切に生きていきたいな、思います。
いつまでも会えるわけではない
限られた時間で誰と会うかは、ある程度自分で選べます。
50歳からの人生で、会えるのってあと数回かもしれない。
元気をもらえる、一緒にいて癒される人と付き合っていけたらいいですね。

40代初め、大切な幼馴染みが病気で亡くなりました。
これからもいつでも会えると思っていたので、急な別れに後悔がたくさんあります。
どうして気付かなかったのか。
どうして言ってくれなかったのか。
どうして会いに行かなかったのか。
そんな彼女が多分いるであろう空に、時々語り掛けます。
「生きているうちに精一杯楽しんで、この命を大切に生きるよ」と。
あなたの友人関係は、どうでうすか?
自分にとってどんな要素が大切か、また、友人にとっての自分はどんな存在でありたいか、ぜひ考えてみて下さいね。