その“虚しさ”は実は変化のサインかもしれない

ふと虚しさを感じる。でもその虚しさは、決してネガティブなものとは限りません。「これからの変化」を知らせてくれている、大切な心のサインかもしれない。虚しさの正体に向き合いながら、心の奥にある変化の兆しを見つけていきましょう。

なんか虚しい、そんな時

ふとした瞬間に押し寄せる「虚しさ」。

　
何かが足りない気がする。理由はないのに、ぽっかりと心に穴が開いたように感じる——
　

50代を迎え、これまでの人生を振り返る時期には、そんな感情が静かに顔を出すことがあります。

例えば、新しい仕事に就いたときは覚えようと一生懸命でなかなか余裕がなかったけれど、しかし、長く続けていると基本的なことは何も考えなくても出来るようになる。

そのうち、自分で改善点を見つけて工夫をしたり、より良くしようと試みたりするようになります。

しかし、同じことを言って以上やっていると「マンネリ化」は避けられません。

これをコンフォートゾーンと言います。

快適な反面、新しいことを積極的には取り入れようとしない状況です。

そんな時にふと「このままでいいのかな？」「このままずっとこの状況でいいのかな？」と思ったりするのです。

それは、今の自分、今までの自分から一歩前進したいというシグナルです。

今いる場所で何か新しいことをしてみてもいいですし、仕事以外にその場を求めてもいい。思い切って別の場所に行ってまたビギナーとして初めてもいい。

人間は成長を求める生き物です。何歳になっても成長することができます。

あなたの「モヤモヤ」は次のステップに行くサインなのかもしれないですね。

本当は何がやりたいのか、忘れていたけどやりたいことがあった、など心の声に耳を傾けてみて下さい。

一人では同じ思考のループにはまってしまうという方は、キャリアコンサルタントなどに話しながら深堀りしたり、整理したりしてみるのも一つの選択肢。

対話の中から、あなたが大切にしている「価値観」が必ず出てきます。

成長したい、進化したいという言葉にならない想いが「虚しさ」「空しさ」として表に出てきているのです。

これはチャンスとみることも出来るのではないでしょうか？

「やりたいことがある」「行きたい道がある」だけどストッパーをかけているのは外部要因ももちろんありますが、自分の中で「無理」「難しい」と決めつけていることも多くあります。

なぜ「無理」だと思いますか？本当に「難しい」ですか？

「できる」方法はないでしょうか？昔は「無理」だったけど、今なら…どうでしょうか？

そんなことをぜひ、自分に問いかけてみてくださいね。

やらなくて後悔するくらいなら、チャレンジして後悔したほうが清々しいと思いませんか？

「空しい」と感じたら、変化のサイン。

そんな風に考えてみてはいかがでしょうか？

あなたの未来を、応援しています。