ブログを始めてみたいけど「何を書けばいいのかわからない」「文章に自信がない」と思っていませんか? でも大丈夫、最初から完璧じゃなくていいんです。大切なのは気負いすぎず、まずは書いて公開してみることです。ブログは「書きながら整えていくもの」。AIのサポートも借りながら、50代が無理なく、着実にブログを育てていくための7ステップをご紹介します。
STEP1:トピックと“誰に向けて書くか”を決める
ブログを書く前に、まず決めたいのは「誰に向けて書くか(ペルソナ)」。
たとえば、
同じ50代女性で
- 更年期や子育てが一段落して今後の人生を考えたい人
- 副業やフリーランスなど柔軟な働き方に興味がある人
- 趣味の登山や写真を楽しむ人
など、「こんな人に届けたいな」というイメージをもつと、自然と書く内容や言葉遣いが決まってきます。
ペルソナは「たった一人の読者を想像する」ことがポイント。
「少し前の自分」でもOKです。
自分が知りたかった、こんな情報が欲しかった、役立ったというのは経験からきているのでエピソードとして説得力があります。
テーマ選びも、最初は自分が好きだったことや、気になっていることからで大丈夫。
ブログは自分の世界を表現できる場所ですから、まずは自分の気持ちに正直になってみましょう。
よく「雑記ブログ」か「特化型ブログ」か、といった話もありますが、最初は絞り切らず、徐々に自分が書きやすいものや、読者からよく読まれているものにシフトしていく感じでいいでしょう。
🍀 日々の暮らしで感じていること
🍀 過去の自分に伝えたいこと
🍀 家族や友人、職場でのコミュニケーション
🍀 おすすめしたい本や商品
「誰かの役に立ちたい」と思うことも大切ですが、「自分が書いていて楽しい」ことも続けるうえで大切です。
特別な経験でなくても構いません。
あなたが歩んできた日々と経験そのものが、誰かにとってのヒントになるのではないでしょうか。
STEP2:上位記事を読んで参考にする
書きたいテーマが決まったら、次にやることは「調べてみる」こと。
検索エンジン(GoogleやYahoo!)でキーワードを入力して、上位に表示されている記事を参考に読んでみましょう。
たとえば「50代 ブログ 始め方」などで検索してみると、さまざまな記事が出てきます。
GoogleやYahoo!で検索し、上位に出てくる記事を読むと、
- どんなタイトルが使われているか
- どんな構成になっているか
- どんな言葉づかいがされているか
などのヒントがたくさん見つかります。
自分が読んでいて「こんなデザイン素敵だな」「こういう語り口は柔らかくて落ち着くな」と好みがわかってくるでしょう。
そのまま真似するのではなく「構成や雰囲気」を参考にして、自分らしい記事にしていきましょう。
内容や構成、見出しのつけ方、文章の雰囲気などを参考にしてみてください。
他の記事を読んでみることで、自分の記事のイメージがわいてきますよ。
STEP3:タイトル案・見出しを考える(SEOの基本も意識)
ブログの「タイトル」と「見出し」は、お店の看板のようなもの。
「どんなことが書いてあるか」を一目で伝える役割をもっています。
また、検索結果で上位に表示されやすくするためには「SEO(Search Engine Optimization 検索エンジン最適化)」という考え方も大切です。
たとえば、「50代 副業 ブログ」など、検索されやすい言葉(キーワード)をタイトルや見出しに含めると効果的です。
誰もが検索しそうなワードは競合も多く、自分のブログが検索上位に入る可能性が低いため、「ロングテールキーワード」を狙っていくことがコツです。
最近はGoogleに記事をインデックス(登録)されるほかにも、生成AIに「引用」してもらうことを狙っていく「GEO(Generative Engine Optimization)生成エンジン最適化」の考え方が急速に普及してきています。
【ツールの紹介】
無料で使える便利なツールに「ラッコキーワード」があります。
入力した言葉に対して、よく一緒に検索される言葉が一覧で表示されるので、「読者が何を知りたがっているのか」が見えてきます。調べている間、かわいいラッコが作業しているのも見ていて楽しいですよ。
「タイトル」と「見出し」はブログの骨組みです。
タイトルは、その記事をクリックしてもらうための大切な入り口。
誰に向けて、どんなことが書かれているかを一目で伝えられるとベストです。
見出しは、文章の流れを整理するための目印。
書き手にとっても、読み手にとっても「読みやすさ」をもたらしてくれます。
【生成AIのサポートPOINT】
タイトルや見出しを考えるのが難しいときは、生成AIに相談してみるのもおすすめです。
「こういうテーマで記事を書きたい」と入力すれば、SEOに強いタイトル案や見出しを提案してくれます。
STEP4:本文を書いてみる
いよいよ本文です。
難しく考えすぎず、想いを「誰かに語りかけるように」書いてみましょう。
接続詞を使って長い文章を書くよりは、短く区切っていくと読み手にストレスを与えずリズムが生まれます。
文末に「。」が来たら、1回改行して行間を空けると、読みやすさもアップします。
途中で手が止まったときは、見出しごとに小さく区切って考えるとスムーズに書けますよ。
最初はどうしてもつたなく感じるかもしれませんが、それでOK。
書いてプレビュー画面で読んでみると「ここがつっかえるな」「こういう言い回しの方がいいかも」と気づくこともあります。
ミモザ堂は気軽に読めるよう、あまり長文ではない2000字前後で統一するようにしています。
【生成AIのサポートPOINT】
文章の下書きを作ったり、「もっと柔らかい言い回しにして」「小学生でもわかるように」といった調整もAIがサポートしてくれます。途中で迷ったり詰まったら「続きを書いて」「この部分をより詳しく」「何文字くらいでまとめて」などと伝えれば、自然な文章を提案してくれます。
AIが作った文章をそのまま掲載すると独自性がないため、自分の想いや経験談を加えて、オリジナリティがある記事にしていきましょう。
STEP5:公開前にチェックする
書き終えたら、誤字脱字や内容の抜けがないかをチェック。
一度、少し時間をおいてから読み返すと、冷静に見直せます。
生成AIの情報は古かったり、ハルシネーションを起こすこともあるので、ファクトチェックは必ず人間の目でしましょう。
音読してみるのもおすすめです。
文章のリズムや、伝わりやすさを確かめるのに役立ちます。
【生成AIのサポートPOINT】
「校正して」「この文章をもう少し優しく」「この部分を短く」と伝えると、読みやすく整えてくれます。
STEP6:記事を公開する
整ったら、思い切って公開しましょう!
「まだ完璧じゃないかも」と思っても、公開することに意味があります。
最初はドキドキするかもしれませんが、発信することで「誰か一人にでも届くかもしれない」という実感が生まれてきます。
公開のタイミングには「すぐに公開」と「予約投稿」があります。
たとえば、毎週〇曜日の朝に公開したいという場合は、あらかじめ日時を設定しておくと、自動的に投稿されて便利です。
読者の生活リズムや行動パターンを意識して、タイミングを工夫してみるのもおすすめです。
だんだん楽しみにしてくれるファンができてきたら、投稿のタイミングをSNSなどで告知してもいいかもしれませんね。
つたなくても大丈夫。
大切なのは、思いを込めて、続けること。
書けば書くほど、文章力も、伝え方も、自然と上達していきます。
ブログは「育てていく」ものです。
最初の一歩を踏み出すことで、自分の中の何かが動き出します。
記事を公開した後は、
「どの記事がよく読まれているか」「どんな言葉で検索されて来ているか」を確認して、内容を見直すと、さらに読まれやすいブログになっていきます。
【便利なツール】
- Googleアナリティクス:どの記事が何回読まれたか、どこから来た人が多いかがわかります。
- Googleサーチコンソール:どんなキーワードで検索されたか、検索結果での表示回数などがチェックできます。
これらのデータをもとに「もっと詳しく書いてみよう」「タイトルを変えてみよう」といった改善ができるようになります。
STEP7:読まれ方を見ながらリライト&アップデート
公開後は、どの記事がよく読まれているか、読者の反応などを参考にして「リライト(書き直し)」や「アップデート(情報の更新)」をしていきます。
ブログは「公開して終わり」ではありません。
読む人も、自分自身も成長していく過程が楽しめるのが、ブログの醍醐味です。
【生成AIのサポートPOINT】
リライトや関連記事のアイデアや、SEO対策に合ったキーワードを探すこともAIがサポートしてくれます。
タイトルやリード文、メタディスクリプション改善のアドバイスなども。「どんな改善ができそう?」と聞いてみてくださいね。
迷いながらでも、少しずつでも前に進んでいけばきっと誰かの道しるべになります。
あなたの経験や想いが言葉になって誰かに届くのを、どうか楽んでください。
あなたらしく、あなたのペースで。
ゆっくりと育んでいってくださいね。
