若い頃は「幸せ=楽しいこと」だと信じていました。楽しい旅行や友人とのおしゃべり、恋愛など、キラキラした瞬間こそが幸せだと。
けれど、50代になって振り返ると、思い通りにいかなかった出来事、人とのすれ違い、涙を流した夜—— そんな経験のひとつひとつが、深みや優しさを育ててくれたように思います。
人生はときにビターで、ときにスイート。
苦味を知っているからこそ、甘さを味わったときの幸せをより感じるのかもしれませんね。
人生は苦みと甘みのハーモニー
若いころは「幸せ=楽しいこと」「成功=うまくいくこと」だと思っていました。
  
50代になった今「そうとも限らないな」と思うことが増えました。
「苦い」経験が自分を成長させてくれた。
その経験があるからこそ、今の私がある、と。
甘いだけの人生というのはあまりないかもしれませんが、「苦さ」が混じることで自分らしさが形成されている気がします。
あなたはどうですか?
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「日にち薬」がくれた前を向く力
人生には思いがけない困難や悲しみが訪れます。
 
「なぜ私だけこんな想いをしなければならないの」と涙することもあるでしょう。
 
たとえ時間がかかっても、その苦い経験から得る何かが、その後の自分を成長させてくれた。
苦いままの経験ももちろんあるけれど、その経験を誰かのために役立てることができるとこの年齢になって感じます。
ひとりで抱えることができないつらさは、あくまで無理のないペースで、無理のないタイミングで、
信頼できる誰かに少しずつ話し、自分から外に出すことで、少しずつ消化していくことをおすすめします。
昔から「日にち薬」という言葉があります。
とてもいい表現ですよね。
あんなにつらかった、もう立ち直れないと思った、そんな気持ちが時間とともに少しずつ和らいでいく。
今は悲しみのただ中にいたとしても、どんなに時間がかかっても、前を向ける日が必ず訪れます。
心理カウンセラーなどにゆっくりと気持ちを聞いてもらうのもよいでしょう。
紙に書いてみてもいいと思います。
どうぞ、ひとりで抱え込まないでくださいね。
苦い経験が与えてくれた成長の種

 
あの時の失敗、あの時の別れ、あの時の涙。
振り返ると、全部が「経験」という宝物になっています。
  
「あの時、ああしていれば」と悔やんだ日々も、今の自分を作る大切な要素です。
例えば、筆者の場合、大学受験の時志望校に落ちまくったことで、今でも続く親友と同じ大学に行くことができた。
父親が心臓の病に倒れたことで、介護の資格を取った。
不妊治療をし、子供を授からなかったことから保育士や不妊ピアカウンセラーの資格を取った。
コロナ禍で国際交流の仕事がなくなったことで早期退職に申し込み、キャリア支援の仕事を思っていたよりずっと早く始めることができた。
すべてが、今につながっています。
「人生に無駄なことはない」という言葉を今、深く実感しています。
苦みを知るからこそ優しくなれる
苦い経験をしてきたからこそ、人の痛みに寄り添うこともできます。
  
AIは多くの事例から正解(に近しいもの)を私たちに教えてくれますが、やはり失敗を多く経験している生身の人間に話を聞いてみたいと思いませんか?
人生は決して甘いだけではありません。
 
苦みを知って優しさや強さが生まれると感じます。
人生のビターとスイートをしっかりと味わいながら、これからを歩んでいきましょう。
 
今日もあなたらしい笑顔で過ごせますように。
 
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