40代後半でパラレルワークを始めた当初…
「あれ?なぜか同じ日にオファーが集中する」「連続勤務になってしまい疲れが取れない…」「いきなりヒマになってしまった!」
そんなことがよくありました。
複数の仕事をこなすには、スケジュール管理・体調管理がとても大切。
今回は、10社以上と取引がある筆者の経験をもとに、パラレルワークで無理し過ぎないコツをご紹介します。
パラレルワークは 「詰め込みすぎない」
コロナ禍以降、働き方の選択肢がより広がってきましたよね。
本業のほかに「好きなこと、趣味に近い仕事をしてみたい」そんな“パラレルワーク(複業)”に挑戦する女性も増えています。
筆者も40代後半で会社を早期退職し、複数の会社の契約社員やパート、そして業務委託として取引先から仕事を受ける“パラレルワーク(複業)”をしています。
その経験から、パラレルワークのスケジュール管理の難しさとコツなどをお話しできればと思います。
「予定がいっぱい=充実」ではない
仕事の依頼元が増えて、あれもこれも受けたくなるのは、嬉しいこと。
でも、スケジュールがギチギチになると、心にも体にも余裕がなくなります。
「気づいたら、1日も休みがなかった…」
「頼まれたけど、間に合わないかも」
会社などチームで受けていればお互いに助け合うことができます。
ただ、フリーランスなどで個人で仕事を受けている場合は、基本的に一人で完遂することが求められることも多いです。
納期を守ること。仕事に穴をあけないこと。
そんな当たり前だけど大切なことを積み重ねていくことが、少しずつ実績と信頼につながっていきます。
あれもこれも受けすぎていっぱいいっぱいになる前に、スケジュールが重なってしまう前に、あえて空白の時間を入れることが必要です。
その空白日に事務周りの連絡作業をしたり、次の仕事の予習、インプットなどをすることも大切です。
業務日と準備日、携わる仕事の内容などのバランスを自分仕様に整えていくことが、結果的に長く続けるコツになります。
「すべてを受けない」 勇気も必要
「依頼を断るのって、なんだか申し訳ない…」
「報酬がいいからもったいない…」
  
その気持ちもよくわかります。
でも、まず自分のコンディションを守ることは、誠実な仕事の一部です。
「今週は手がいっぱいなのですが、来週なら可能です」
「内容によってはお引き受けできます」
そんな誠実で丁寧な返答ができれば、信頼はむしろ深まります。
断るときは「オファーへのお礼」「断ることはとても残念な気持ち」を丁寧に添えて、次のお声がけにつなげましょう。
また、依頼された日程・内容では難しい場合でも、代替案を提案することも効果的です。
いざというときに頼りにされる、思い出してもらえる存在になっていきましょう。
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ダブルブッキング防止 スケジュール管理のコツ
では、スケジュール管理のコツをいくつか見ていきましょう。

手帳とスマホ、いずれかに一本化
手帳にも書いたけど、スマホのカレンダーにも…
  
そんな「二重管理」は意外とミスのもとです。
スケジュールは1か所に一本化が基本。
アナログ派なら、1冊の手帳にまとめる。
   
デジタル派なら、Googleカレンダーなどを使って一元管理を。
見落としを減らすだけでなく、全体のバランスも把握しやすくなります。
色分けで「仕事の種類」が一目瞭然
カレンダーに色をつけるだけで、どの仕事にどれだけ時間を使っているかが見えてきます。
例えば私の場合、下記のように色分けしています。
🍀スケジュール管理
・仕事(キャリア研修など):ブルー
・仕事(キャリア相談業務):オレンジ
・仕事(コーヒー店スタッフなど):イエロー
・プライベートの予定:ピンク
・家族の予定:グリーン
・通院など:グレー
このように可視化することで「最近仕事が立て込んでるな。疲れ気味かも」と気づくことも。
視覚的に管理すると、空いている日が一目でわかり、心のゆとりにもつながります。
スケジュール管理アプリなどを活用して、家族と同期しておいても便利かもしれませんね。
自分のキャパを知り 余裕を持たせる
年齢とともに、回復に時間がかかる
50代になると、若い頃のような体力は正直、難しいですよね。
「やることいっぱいだけど、今日は何もしたくない…」
「最近なんだか疲れが取れないな…」
そんな日が増えてきたら、予定の入れ方を見直すサインです。
2日連続でハードな仕事は避ける、前後に“バッファ日”を設けるなど、自分なりのリズムを整えていきましょう。
心身のリセット時間も予定に入れる
予定がない時間も、立派な“予定”です。
何もしない日、のんびり散歩をする日、好きな本を読む日。
これらを手帳に書いておくことで、「ちゃんと休んでる自分」に安心できるようになります。
ある保健師さんから「休むことも仕事のうちです」と言われました。
睡眠がうまく取れなくなっていくことが、心や体の不調につながりやすいとのことでした。
スケジュールは埋めるためのものではなく、“整える”ためのもの。
無理し過ぎないために、自分の体力と心の状態をモニターしながら無理のないスケジュールにしていきましょう。
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パラレルワークは「自分ファースト」でちょうどいい
フリーで仕事を受けていると「もっとやらなきゃ」「この仕事も受けたいな」と少し焦ってしまうことがあります。
でも、パラレルワークは続けてこそ意味がある働き方。
毎日を気持ちよく過ごすためにも、「今の自分」に合わせたペースが大切です。
 
それぞれを意識して、自分にとって一番いいバランスを見つけて健やかに働きましょう。
あなたのペースで、心地よい働き方が育ちますように。
   
焦らず、少しずつ“自分時間”を大切にしていきましょう。
 
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