東京・日の出桟橋から夜行船やジェット船でアクセスできる伊豆諸島。
大島や新島、八丈島など、都心から気軽に非日常を味わえる島旅は、忙しい毎日に疲れた心と体をやさしく解きほぐしてくれます。
これまで訪れた島の思い出とともに、大人世代にこそおすすめしたい「東京発の島旅」の魅力を綴ります。
東海汽船で行く、心ほどける船の旅
東京・竹芝や日の出桟橋から出航する「東海汽船」の客船。
夜に出て、朝には島へ到着する夜行便は、ゆったり旅気分を味わいたい人にぴったりです。
船内には、さまざまな客室があり、過ごし方に合わせて選べるのが魅力。
- 一等個室:ベッド付きのプライベート空間で、まるでホテルのような快適さ
- 特二等:簡易なニ段ベッドで、少しだけプライベート感もあり
- 二等:雑魚寝スタイルのお部屋、またはリクライニング可能な椅子席
「旅気分を満喫したい」「非日常を味わいたい」——そんな思いにぴったり寄り添ってくれるのが、船旅の醍醐味です。
短時間で移動したい方には、ジェット船という選択肢も。
ジェット機の原理を使って海上を浮かぶように走る船は、スピードも快適さも格別。
目的や旅スタイルに応じて選べるのが、伊豆諸島へのアクセスの魅力です。
▶ 東海汽船

ちなみに私は夫とまだ結婚する前に夫の遅刻に寄り東海汽船に乗り遅れ、乗り場で泣き崩れたことがあります。
(翌日のジェット船が奇跡的に取れたため、無事に目的地に到着することができました)
日の出桟橋はそんな思い出の場所でもあります。。
足を運んだ島々、それぞれの魅力
これまでに訪れた伊豆七島の中でも、心に残っている島をご紹介します。
八丈島
透明度抜群の海はダイバーに人気。“八丈富士”と呼ばれる山に登ったとき、眼下に広がる太平洋の青に息をのみました。八丈富士の7合目にはなんと牧場が。牛たちがのんびりと放牧され、のどかな時間が流れてます。空港のある島でもあり、アクセスも比較的便利です。甘辛い醤油ダレに漬けた「島寿司」は絶品です!
▶ 八丈島観光協会

大島
椿の名所としても知られ、冬の椿まつりは見応えたっぷり。三原山の特徴的な黒いスジは1986年の噴火で火口から出た溶岩流の跡。トレッキングで見られる日本唯一の”砂漠”である「裏砂漠」はダイナミックな自然が感じられる絶景スポットです。バギーで楽しむことも出来ます。また、波浮港(はぶみなと)周辺の静かな佇まいも印象的。少しずつおしゃれなカフェなどができつつあり注目のエリアです。
▶ 伊豆大島観光協会

新島
サーファーたちが集まる、白い砂とエメラルドグリーンの海が美しい島。新島出身の芸術家が制作した「モヤイ像」は、渋谷駅前にも設置されています。羽伏浦海岸(はぶしうらかいがん)で寄せては返す、美しい波をただひたすら眺めているだけで本当に癒されます。ギリシアの古代神殿を思わせる、無料の展望風呂があるのも魅力です。
▶ 新島村観光案内所
神津島(こうづしま)
“神々の集う島”といわれ、遊歩道や展望台からの景色は神聖な気配を感じさせてくれます。透き通るような海の青さも格別。島の中央に位置する流紋岩の溶岩ドーム「天上山」の山頂部は平坦で、まるで月面のような白い砂漠地帯。高山植物が可憐な花を咲かせています。山頂の展望台から天気が良ければ他の島を見渡すことも。壮大なパノラマを堪能できるおすすめスポットです。
▶ 神津島観光ガイド

式根島(しきねじま)
歩いてぐるっと一周できる、のどかで静かな島。フィルム写真を撮りながら散歩した思い出の地です。珍しい天然の海中温泉「地鉈(じなた)温泉」で満天の星空の下でダイナミックな自然を感じながらお湯につかったのは他にはできない貴重な体験でした!
▶ 式根島観光協会

島旅が教えてくれる、静けさとやすらぎ
伊豆諸島の良いところは、行ってしまえば完全に都会の喧騒から解き放たれること。
Wi-Fiの届きにくい環境も、はじめは不便に感じるかもしれませんが、それがかえって心地よい静寂を連れてきてくれます。
波の音を聞きながらの朝、ゆったり流れる午後の時間、そして夜空に広がる星。
五感が目覚め、心の中のノイズがすっと消えていくような感覚があります。
旅先では何かを「する」ことが目的になりがちですが、島旅では「ただ、そこにいる」こと自体が大きな癒しになるのです。
いつもの場所からまだ見ぬ島へ。旅の持ち物は、好奇心。
伊豆七島の中でも、まだ訪れていない島があります。
三宅島、御蔵島、利島——
「いつか訪れたい」という未来の希望があるのもかえって楽しい。
それぞれに自然や文化、暮らしの風景があると思うと、ひとつずつ味わってみたくなります。
「全島制覇」は、ささやかな目標かもしれません。
けれど、50代からの旅は「今行けるうちに行っておきたい」という気持ちも大切にしたいもの。
島旅には、若いころとはまた違った感受性を引き出してくれる不思議な力があります。
もし今、「どこか静かな場所に行きたいな」と感じているなら、東京から船で行ける伊豆諸島を旅してみませんか?
遠くないけど、非日常。
波の音と風の匂いに包まれて、自分を取り戻す時間が待っています。
週末に休暇をくっつけて気軽にいくのもよし。
日々に追われる毎日だからこそ、思い切って「船に乗る」ことから始めてみるのもいいかもしれませんね。
リフレッシュできますよ。
さぁ、あなたはどの島を目指しますか?
オシャレで可愛く旅したい「MILESTO」

