支援現場で感じた【心理的安全性】【リーダーシップ】の大切さ

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どんなに力のある人でも、職場で孤立していては実力が発揮されにくい。どんなに努力しても、報われる実感がなければ心が折れてしまう。

モチベーションを保ち、周囲との関係性を育みながら仕事を続けていくには「組織」や「チーム」との関わり方がとても大切ですよね。

また、その人らしい「リーダーシップ像」が描けるようサポートすることも支援の一つです。

この記事では、実際の支援で感じた【心理的安全性】【リーダーシップ】の大切さについて綴ってみたいと思います。


自分の内なる動機に耳を澄ませる

キャリアコンサルタントとして支援の現場において、

 

「やる気が出ない」
「評価されていない気がする」
「この職場で続けていく未来が描けない」

 

といった言葉を聞くことがあります。

 
そんなとき、キャリアコンサルタントとしてまず注目するのは、その人の「内発的動機」です。

 

たとえば

 

「ありがとうって言われると嬉しい」
「人の役に立てたと感じられると充実する」

  

そんな小さな心の動き。
  

頑張りたいと思える原動力。

  

それこそが、その人のモチベーションの源泉なのだと思います。

 

報酬や評価といった外発的な動機だけでは、人は長く走り続けられません。
 

まずは相談者が

 

「なぜこれをしたいのか」
「何に喜びを感じるのか」

  

そんな価値観に気づけるよう、過去の話などを聞きながら、対話のなかで丁寧に掘り起こしていきます。

 


「その人らしいリーダー像」をイメージする

女性から相談を受けていて、管理職やリーダー職の打診に戸惑いを感じているケースに多く出会います。

 

「自分はリーダーに向いていない」とおっしゃいます。

  

チームの中でリーダーシップを発揮する人は、必ずしも声が大きい人とは限りません。

  
むしろ、決して目立つ存在ではないけれど、静かに場を見渡し、困っている人にそっと声をかける人や、

   

率先して面倒なことを引き受けるような人が、チームの雰囲気を変えていくこともあります。

  

よく感じるのは「自分は誰かにとって役に立てている」と感じられることが、

 

リーダーシップやモチベーションの源になるということ。

  
自分の働きかけが周囲に良い影響をもたらしていることが実感できると、人は「これでいいんだ」と自信を持つことができます。

  

リーダーシップは「誰かを引っ張る力」も大切ですが「周囲と関係を築く力」がより必要なのかもしれません。

  

特に私が好きな考え方に「サーバントリーダーシップ」があります。

 

先頭に立ってメンバーを鼓舞して引っ張っていくリーダーとは異なり、メンバー一人一人の良さを見出して信じて任せる関わり方です。

 

サーバントは直訳すると「召使い」ともいうことができます。

  

言ってみれば、後ろや横で見守り、後押しするタイプのリーダーです。

 

女性で管理職昇進を躊躇している方にこのお話をすると

   

「それが私が目指していたものです」
「そんなリーダーが理想的です」
「それなら私にも出来るかもしれない」

  

と、パッと表情が明るくなる瞬間を何度も見てきました。

 

これまで男性が多く担ってきた管理職のイメージがそのままあって、女性の管理職がいたとしても「バリキャリ」しか全うできないと感じてきた30-40代世代。

 

結婚して、子どもを育てながら働き続けることが自然になってきた世代だからこそ、

 

新しいタイプのリーダーになれる可能性を秘めているのですが、ロールモデルがいないのでなかなかイメージできない、

 

そしてその上の世代の理解もまだ足りていないと感じます。

  

一人で戦うのは大変です。

 

周囲を巻き込み、理解者を増やしながら、何度も何度も働きかけていく戦略が必要になるかもしれません。

  

いい「フォロワー」を味方につけながら根気強く環境を変えていくこと、更にその次のリーダーを育てることも、リーダーの大切な役割であると感じています。

  

  


「ここにいてもいい」と安心できる場づくり

良いチームは、必ずしも意見が一致するチームではありません。
 

大切なのは

 

「違っていても発言できる」
「自分を出しても大丈夫」
「突飛な意見でも馬鹿にされない」

   

と思える雰囲気があるかどうか。

 

つまり「私はここに居てもいい」と尊重される場所です。

  

ある企業研修で「意見を言っても否定しない」というルールを事前に共有したところ、

 

参加者の発言量や意欲が明らかに高まり、発展的な場になったことがありました。
   

そのとき「心理的安全性」という言葉の本当の意味を、肌で感じた気がしました。

 

支援現場においても「そのままの自分でいていい」と相談者が思えることが、行動を促す力になります。
  

キャリコンとして、まずは目の前の人が安心して話せる「小さな場」を丁寧に作っていきたいといつも願っています。

 

キャリコン同士の事例研究でも「PCAGIP(ピカジップ)法」というのがあり、とてもいい方法だと思います。

 

事例提供者が主役のケース検討で、アドバイスや解決を目的とせず、周囲の質問から自分で気づいていく、そして癒されていくという手法です。

 

事例を示したキャリコンは勇気があるとたたえられ、みんなで考えながらその人の痛みを癒していく、画期的な事例研究だと感じています。

 


不完全なもの同士 支え合って強くなる

社会のなかで生きる以上、人と人とのつながりは欠かせません。
 

自分一人では到達できない地点も、誰かと一緒なら辿りつける——そんな場面をたくさん見てきました。

  

組織にいる人も、フリーランスの人も、どこかで誰かとつながり合いながら、支え合っているのだと思います。
  

チームとは「完璧な人たちの集まり」ではなく「不完全な者どうしが補い合う関係」であっていいのではないでしょうか。
 

ひとりひとりが十分に知識や経験を発揮していけば、掛け合わせで何倍もの可能性が生まれる。

  

そのことを忘れずにいたいものですね。

  

「一人で頑張らなきゃ」「私には無理」と思っている人に。

  
心を緩めて「誰かと一緒に」「支え合いながら」進む選択肢も、悪くないですよ、と伝えられたらいいですよね。
  

相談者の中にある秘めた力が、人とのつながりでさらに輝いていく。

 

そんなイメージを持ちながら、その背中をそっと後押ししてみてはいかがでしょうか。

  

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